カンタローメールフォームPHP:設置マニュアル

STEP1:プログラムをダウンロード・解凍する

ダウンロード

まずは カンタローメールフォームPHP ダウンロード からプログラム本体をダウンロードをしてください。プログラム本体は無料で一式ZIPファイルでダウンロードできます。

ZIPファイル解凍

ダウンロードしたZIPファイルを解凍してください。
解凍先は任意で大丈夫です。(デスクトップなど)
古いOSでは標準でZIPファイルが解凍できない場合があります。この場合はZIPが解凍できるソフトをインストールしてください。

STEP2:サーバにアップロードする

ファイルアップロード

FTPソフトを起動し、ご契約中のサーバにFTP接続してご希望のフォルダを新規作成してください。

作成フォルダ例
/contact/

次に、先ほど解凍したファイルを、上記フォルダに全てアップロードします。

パーミッション設定

全てのファイルが正常にアップロード完了したら、次にパーミッションの設定を行います。パーミッション設定は、プログラムからファイルやフォルダに書き込み権限を与える設定になります。

一般的には、FTPソフト上からパーミッションを設定したいファイルまたはフォルダを選択し右クリックして、「パーミッションを変更」や「属性変更」等から設定可能です。(ソフトウェアによって名称が違います)

パーミッション設定対応表
対象フォルダ/ファイル 設定値
/contact/file/707
/contact/temp/707
/contact/libs/707
/contact/libs/session/707
その他のフォルダ そのままでOK
(または705
/contact/libs/account.php606
/contact/libs/counter.cgi606
/contact/libs/filelist.cgi606
/contact/libs/form_config.php606
/contact/libs/system_config.php606
その他のファイル そのままでOK
(または604

設定値の3桁の数値(644や755のような)をそれぞれ上記の表の対応した値に設定していってください。
これを行わないと、プログラムが一部正常に実行できなかったりファイルにデータが保存されないなどの問題が置きますので、ご注意下さい。

サーバによっては 705755606666 に変更する必要があるケースもあります。レンタルサーバ会社またはサーバ管理者様へご確認下さい。

STEP3:初期設定を行う

管理画面ログイン

アップロードしたパスのURLに admin.php を追記してブラウザからアクセスすると、アカウント作成画面が表示されますので、この画面からまずは管理用のメールアドレスを登録します。(これは最初だけの作業になります。アカウント登録後に以下のURLにアクセスするとログインフォームが表示されます。)

管理画面URL
http://(設置先URLパス)/contact/admin.php
ログインパスワードの送信画面

入力欄に管理用メールアドレスを入力して「アカウント作成」ボタンをクリックすると、ログイン用のパスワードが自動生成され入力されたメールアドレスに通知されます。(パスワードは後で変更可能です)

ログインパスワード送信完了画面

「ログインフォームへ」ボタンをクリック、または上記URLに再度アクセスすると、下図のようなログインフォームが表示されますので、登録したメールアドレスと送られてきたパスワードを入力してログインして下さい。

ログイン画面

システム設定

ログインに成功すると以下のような画面が表示されますので、まずは「システム設定」ボタンをクリックして、そちらの画面から送信情報などの基本的な情報を設定してください。

システム設定へ

システム設定画面

システム設定画面

以下の必須項目が入力されていない状態ですと、フォームを表示した際にエラーメッセージが表示されてしまいますので、必ずご確認の上、設定して下さい。

項目名 説明
フォームのURL【必須】 設置したパスを入力して下さい。
送信元【必須】 仮の情報が入っておりますので必ず正しい情報に修正して下さい。
送信先(A)【必須】 入力されたフォームの情報を通知する先のアドレスです。
確認メール用【必須】
(入力者宛て)
入力者への確認メール(サンクスメール)のサンプル文章が入っておりますので適所修正して下さい。
通知メール用【必須】
(管理者宛て)
事務局への通知メールのサンプル文章が入っておりますので適所修正して下さい。

その他、それぞれの項目にヘルプが記載されていますので、必要に応じて設定を行って下さい。

フォーム設定

次にフォームの設定をしましょう。この設定で、実際にどんな入力を受け付けるか指定できます。

フォーム設定へ
フォーム設定画面

最初の段階でいくつか項目が既にセットされています。不必要であれば「この項目を削除する」から削除してください。
新たに項目を作成したい場合は、一番下の「項目を1つ追加する」ボタンで新規項目を追加できます。
以下の表にぞれぞれの列の機能説明をまとめましたので、こちらを参考にご希望のフォーム項目になるように調整してください。

列名 機能
No. この列の数値をドラッグして順番を変えることが出来ます。
項目名 フォームに表示される項目名称です。必須です。
必須 入力または選択が必須かどうかを選べます。
セット/タイプ 項目の種類を選択してください。よくある形のものはセットとしてまとめてあります。必須項目です。
選択肢 複数選択肢がある項目(チェックボックス、プルダウンなど)の場合の、選択肢を1個1改行で入力してください。
コメント前/後 入力項目の前と後に表示できるコメントです。入力例や注意文などの入力にご利用下さい。HTMLタグ利用可能です。
出力オプション ブラウザに表示またはメールで送信する際に、入力されたデータを変換します。コンマ処理やURIエンコード処理が可能です。
変換オプション 入力フォームから次の画面へ移動する際に入力データを自動変換します。
入力制限オプション 全角文字のみ許可する、画像アップロードはjpgのみ許可するなどの条件を設定できます。

STEP4:一旦動作確認してみる

管理画面右上にある「フォームを表示」ボタンをクリックするか、またはプログラムをアップロードしたパス(例では /contact/ )にブラウザからアクセスしてみてください。
フォーム設定の通りに項目が表示されているかと思います。試しに適当な情報を入力して送信してみましょう。但し、実際に送信されますのでメールアドレスは正しく受信できるものを入力してください。

サンプルフォーム入力画面

実際にデータを入力し、確認画面を経て、完了画面まで進めてみてください。入力したメールアドレスに確認メールが、管理者への通知メールアドレスに設定したメールアドレスに通知メールが届くことを確認してください。
ここまででうまくいかない場合は、どこかに問題があります。再度設定を見返したりユーザー掲示板で同様の問題が掲載されていないかご確認下さい。
うまく動作確認できましたら、次のテンプレート編集へお進み下さい。

STEP5:テンプレート編集

テンプレートの構成

テンプレートとは、画面を表示するためのベースとなるHTMLです。実際には「tpl」フォルダに.htmlファイルとして入っています。
フォームにスタイルシートを当てたい、ヘッダーやフッターを修正したいという場合に、こちらのテンプレートファイルを修正することで対応が可能です。

ファイル名 テンプレートの役割
.header.html ヘッダー部分ヘッダー(上部)部分の共通テンプレート
.input.html コンテンツ部分フォーム入力画面
.check.html コンテンツ部分入力確認画面
.finish.html コンテンツ部分完了画面
.error.html コンテンツ部分システムエラー画面(不正なアクセスやシステムの不具合時などに表示)
.footer.html フッター部分フッター(下部)部分の共通テンプレート

の部分は、p・s・k それぞれのテンプレートファイルが用意してあり、閲覧する端末ごとに自動で表示が切り替わるようになっています。対応は以下の通りです。

対応する端末の種類
★ = p パソコン
★ = s スマートフォン
★ = k 携帯電話(フィーチャーフォン/ガラケー)
iPad等のタブレット端末の場合は、パソコン用のテンプレートファイルが使用されます。

PHP命令文について

テンプレートにはPHP言語が使えます。既に組み込まれているカンタローメールフォームPHP専用の命令は削除しないでください。不具合の原因となります。
基本的には、<?php ~ ?> 以外のHTMLの部分を修正するようにしていただくといいかと思います。
カンタローメールフォームPHP専用の命令の説明を以下に記載しますので、必要であればご参考下さい。

PHP命令文 役割 補足
$mailform->getSession(); セッション保持用の<input>タグを出力します。 <form>の内側に設置する必要があります。
for($i=0;$i<$mailform->length;$i++): ~ endfor; メールフォームの項目分繰り返します。  
if($mailform->setIndex($i)): ~ endif; 項目番号インデックスをセットして項目情報をセットします。 上記forループの$iをセットする形です。
$mailform->html('title'); 項目名を表示します。 forループ中のみ
$mailform->requiredMark('<span class="required">[必須]</span>'); 必須の項目の場合に指定タグを表示します。 forループ中のみ
$mailform->error('<div class="error">','</div>'); 入力エラーの場合に指定タグでエラー文を囲みます。 forループ中のみ
$mailform->html('comment_before','<div class="comment1">','</div>'); 「コメント前」で指定したコメントが表示されます。 forループ中のみ
$mailform->input(); 入力欄を表示します。 forループ中のみ
$mailform->value(); 入力確認用の<input>タグを出力します。 forループ中のみ
$mailform->html('comment_after','<div class="comment2">','</div>'); 「コメント後」で指定したコメントが表示されます。 forループ中のみ
copyright(); コピーライトを表示します。 ライセンスコード無しの場合は記述必須です。
$mailform->getNumber(); 送信番号を表示します。 完了画面のみ
$mailform->getMessage('<div style="color:#c00;">','</div>'); システムエラーの場合に指定タグでエラー文を囲みます。 システムエラー画面のみ
global_alert(); 全体的なフォームのエラーメッセージを表示します。  

ライセンスコードについて

ライセンスコード購入のメリット

通常、無料ダウンロードのままご利用いただく場合、コピーライトの表示が必須ですが、ライセンスコードを別途購入・設置していただくことで、ライセンス表示を外すことが可能です。
ライセンスコード購入から、ライセンスコードファイルをご購入可能です。

ライセンスコードファイルの設置

ライセンスコードをご購入いただきますと、ZIPファイルがメール添付にて送られます。これを解凍し、該当のフォルダに入っている LICENSE_CODE というファイルを、既存の libs ディレクトリの中にアップロードしてください。
正常にライセンスコードファイルが認識されると、テンプレートから copyright(); を削除してもエラーにならなくなります。(※自動的に表示されなくなるわけではありません)

ライセンスコードファイルのアップロード先
/contact/libs/LICENSE_CODE

ライセンスコードファイルは設置個所ごとに別々のライセンスコードをご購入いただき、それぞれの LICENSE_CODE ファイルをアップロードする必要がありますのでご注意下さい。

ライセンスコードファイルの中身はご注文ごとに違うコードデータになります。
また、ご利用規約に違反された場合、規約に則り厳重な罰則がございますので十分ご注意下さい。

プログラムが動かない!

上記設置マニュアルどおりに設定してもサーバ環境などにより動作しない場合も考えられます。
設置マニュアル通りに設定しているのにうまく動かない場合は、まずはユーザー掲示板で同じようなトピックが過去にないか検索してみてください。
尚、情報を一般公開できない、またはお急ぎの場合などは、プレミアム会員専用のダイレクトサポートのご利用をお勧めいたします。

プレミアム会員のご紹介